生産技術とは、企業の工場や生産現場において、生産ラインの設計や管理を行う仕事です。生産ラインは、原料や材料から目的となる製品を製造する一連の流れのことで製品を、最も「早く、安く、正確に」つくる作戦を考え、必要な設備や道具などを準備するお仕事。ものづくりを縁の下から支えるというやりがいがあります。自動車を例に挙げると、1台に使う部品はなんと約10万点。ムダのない工程づくりが、生産技術の腕の見せ所です。効率よく部品を取り付ける手順を考えたり、作業員が動きやすい位置に部品や本体がくるよう工場全体の設備を考えたり。生産技術といわれる範囲はとても幅が広く、奥の深い仕事なんです。

• 車両生産工場で発生したトラブルや問題点の改善（量産工程の改善提案を行い、車両品質の維持・向上を目指す仕事です。
• 品質管理（JIS、QMS、EMS、ＵＮ、顧客品質監査等
• 仕事内容は多岐にわたり、現状の生産体制の課題抽出から改善、新規生産ラインの立ち上げ、工場の増設・新設なども手がけます。ときには、研究開発・設計部門と現場の橋渡し役となり、業務内容の見直しや人員の配置に関わることも。多角的な視点から生産ラインの改良を行ない、生産効率アップを実現する仕事なのです。
• 工場を隅々まで見回して設備や備品の配置を調べ、動線をチェックし、現場で働く従業員からの聞き取りを行います。こうして集めた情報を分析し、現在の生産ラインに生じている非効率な部分や不具合、従業員への危険性といった課題を発見することが重要です。課題を見つけたときは、関係者に改善を提案していきます。施設や設備の大規模な修繕が必要と判断された場合は、計画やスケジュールを組み、必要な資材や器具などを決めることも生産技術の仕事です。さらに、修繕作業や稼働テストなどを指揮し、工場が早期に生産体制を整えられるようにします。